EV Soundscape Limitedについて
音を理解し、製品の価値へつなげる
EV Soundscape Limitedは、心理音響、音質評価、サウンドデザイン、AI技術を組み合わせ、製品音の評価と設計を支援する会社です。
私たちは、音を単に「大きい・小さい」「高い・低い」といった物理量だけで捉えるのではなく、人がその音をどのように感じ、どのような印象や価値を受け取るかを重視しています。
製品から発生する音には、性能、品質、快適性、力強さ、安心感、先進性など、さまざまな情報が含まれています。
EV Soundscape Limitedは、音の特徴を解析し、人の感覚との関係を明らかにしながら、その結果を製品開発やサウンドデザインへつなげます。
研究と実装をつなぐ二つの部門
EV Soundscape Limitedには、研究部門である「YIA Research」と、製品開発への実装を担う「AI-SQ Engineering」の二つの部門があります。
YIA Research – 研究部門 横浜音響研究所
YIA Researchは、心理音響、音質評価、聴覚特性、製品音評価に関する研究を行う部門です。
既存の心理音響指標を整理・検証するとともに、実際の製品音に適用する際の課題を明らかにし、より実用的な評価方法の研究・開発を進めています。
研究成果は、学会発表、技術記事、ブログなどを通じて発信しています。
YIA-Research HP : https://yokohama-onkyo.jp
AI-SQ Engineering
AI-SQ Engineeringは、YIA Researchで蓄積された知見を、製品開発や音質改善へ適用するエンジニアリング部門です。音響解析、心理音響評価、聴感評価、AIによる分類・予測、サウンドデザインを組み合わせ、製品音の課題を整理し、改善の方向性を提案します。
将来的には、音の分析や評価に加え、生成AIを用いた製品音の生成・検証までを一貫して支援することを目指しています。
私たちが大切にしていること
人の感覚を出発点にする
測定値が変化していても、人がその違いを感じるとは限りません。
一方で、従来の評価指標では十分に表現できない音の違いが、製品の印象を大きく左右する場合があります。私たちは、解析結果だけで結論を出すのではなく、聴感評価や実際の製品体験との関係を重視します。
時間的な変化を捉える
製品音の印象は、周波数成分だけで決まるものではありません。音の立ち上がり、減衰、変動、加速に伴う変化など、時間方向の構造(弊社では「楽譜化」という言い方を採用しています)も重要です。
EV Soundscape Limitedでは、周波数特性と時間構造の両面から音を捉えます。
研究を実用へつなげる
学術的に正しい評価方法であっても、製品開発の現場で活用できなければ、十分な価値を生みません。私たちは、研究成果を解析プログラム、評価手法、設計指針、サウンドデザインへ展開し、実際の開発プロセスで活用できる形にすることを重視しています。
主な活動領域
- 製品音の音質評価
- 心理音響解析
- 聴感評価および官能評価
- 衝撃音・変動音・回転機械音の評価
- AIを用いた音の分類・予測
- 製品サウンドデザイン
- 音質評価プログラムの研究・開発
- 生成AIを用いた製品音生成の研究
- 技術コンサルティング
- 学会発表・技術情報の発信
これまでの取り組み
EV Soundscape Limitedでは、自動車、機械、住宅設備、スポーツ用品など、さまざまな製品音を対象として、音質評価およびサウンドデザインに取り組んできました。
衝撃音については、音の大きさだけでなく、スペクトルのバランス、立ち上がり、減衰特性などを考慮した評価を行っています。ゴルフクラブの打球音に関する音質評価およびサウンドデザインなど、一般に公開された取り組みもあります。
一方、多くのコンサルティング業務については、守秘義務のため詳細を公開していません。これらの実務経験も含めて蓄積された知見を、評価手法や解析技術の開発に反映しています。
音から、製品の新しい価値をつくる
製品音は、取り除くべき騒音であるだけではありません。
製品の状態を伝え、性能を感じさせ、安心感や期待感を生み出し、ブランドの個性を表現する要素でもあります。EV Soundscape Limitedは、音を理解する研究と、音を価値へ変えるエンジニアリングを通じて、これからの製品音開発を支援します。
